〈2020年〉kuriyaの家

空間をゆるくつないで家族の時間を紡ぐ

■新築
■家族構成:4人(子ども2人)
■敷地面積:180.38㎡(54.56坪)
■延床面積:90.72㎡(27.44坪)
・1F/53.43㎡(16.16坪)
・2F/37.29㎡(11.28坪)
■施工期間:約4.5ヶ月

玄関を入ってすぐ、大きな窓が招き入れるやわらかな日差しを感じる。約30坪というコンパクトな造りながら窮屈さを感じさせないのは、この清々しさのおかげだ。さらに空間を仕切らず、ゆるやかにつないで広く暮らせる工夫を。例えば、キッチンの床をリビングダイニングよりも一段低くすることで、料理をしながらでもソファや和室でくつろぐ家族と自然に視線が合い、会話が生まれるように。窓を開ければリビングと
ひと続きになるウッドデッキが空間に奥行きを添えて。また高さを抑えた吹き抜けがお互いの気配を伝え、光をやさしく導き入れる。「日々を大切に小さく暮らしたい」。そんなMさん夫婦の願いを叶えたこの家は、心地よさに「広さ」は必須条件ではないことを教えてくれる。もちろん自分たちらしさも忘れずに。ご主人が釣ってきた魚をさばけるよう、勝手口に小さなシンクを設けたり。そんな愛すべき日常が家族の時間を彩っていく。

造作の棚や家具で空間にやわらかな境目を。窓の外の緑や光に自然と目が行き、キッチンに立つのも楽しい

1.キッチンカウンターとダイニングテーブルの高さを揃えることで、連続性のある空間に
2.LDKとフラットにつながるコンパクトな和室
3.できるだけ天井を低くし、素材感とモダンな色使いの壁で落ち着きを添えている

タモ材を用いたフローリングは床暖房対応。経年によってグレー味を帯びた色に変化し、小さなキズも味わいに

kuriyaの家
Address 長崎県西彼杵郡長与町高田郷62-1
Telephone 095-856-8101
Homepage http://www.kuriya-kurashi.jp/kuriya_house/
施工可能エリア 長崎市 長与・時津 諫早市 大村市

設計・監修 ジン・アーキテクツ
増田 浩隆

a houseから自分たちだけの大切なhomeへ。「kuriyaの家」で毎日少しずつ積み重ねていく時間が、暮らしに豊かさを生むことを第一に願いながら日々家づくりと向き合っています

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