「人生のセカンドステージをより豊かに住まいの夢を実現」

開放感◎なリビングの吹き抜け。階段と天井の梁がアクセントになり、視線が自然に上へと吸い寄せられる

フランスの片田舎を想像させるガーデンハウス

キッチン横の作業台は、家事がより楽しくなる特別な空間

シンク回りのモザイクタイルが愛らしさと清潔感を与える

ノルディックブラウンの瓦屋根に白い壁のコントラストが美しく映える。シンプルながら温かさが伝わる佇まい

西日が差し込む部屋を逆手に取りランドリールームに。天候や季節に関係なく洗濯物が干せ、日々のストレスがなくなったという

洗面台のモザイクタイルや引き出しはキッチンとリンクするデザインを採用。インテリアに統一感を生み出している

 

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Story この家の物語

子どもが巣立ち、暮らしのスタイルが変化したことで、22年間暮らした家の建て替えを決意したＮさん夫婦。玄関からリビングに入ると、上に向かって抜ける広々とした空間に目を奪われる。ホワイトと木目を基調としたフレンチスタイルのインテリアに、窓から射し込む光がやわらかく馴染んだ、心和む心地よさだ。採光用の小窓に加えて、間仕切り壁にもガラスブロックや室内窓を取り入れ、部屋の奥まで届く自然光による明るく清潔な印象が際立っている。

階段の上は客間のみ。以前は２階にあった寝室を１階に移し、階段の上り下りがなくても不自由なく暮らせる家を設計したという。「高齢になったときのことを考え平屋も検討しましたが、２階建てにした結果、リビングが吹き抜けになって空間の広がりが増しました。２階バルコニーから軍艦島を臨む絶景も楽しめます」とＮさん。家づくりに入る１年前から間取りやデザインを書き留めていたというノートを見せてもらうと、白いモザイクタイルのキッチン、動線を確保しながら生活感を巧みに消したパントリーや作業台、西日を有効活用したランドリールームなど、アイデアがそのまま形になっていることに驚かされた。インテリアや雑貨が好きで前の家にあった棚やライト、ドアなど、愛着のあるアイテムを随所に再利用。動線や使い勝手の良さだけでなく、家族の思い出も感じられる住まいが完成した。

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