「日常を切り離した開放的な非日常空間」

幅4m以上にもおよぶ、開放的でストレスのないなキッチン。ラマン材とモルタルでシンプルな印象に

住宅街にいることを思わず忘れてしまいそうな非日常空間の中でカットを。特別なひとときが過ごせそう

　　　　　　　ダイニングテーブルを兼ねた、フラットで掃除しやすいキッチン。汚れに強く手入れがしやすい、樹脂モルタルを使用している

こだわりのあるペンダントライト。住まいの雰囲気にもピッタリ合わせたデザイン感も◎

木枠のドアと陰影を楽しめる、内壁とのコントラストも魅力的

開放感のある洗面台は、シンプルな中にかわいさを詰め込まれている

「特別な空間への入り口」を印象づける大きなドア

 

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Story この家の物語

全体がお店に見える、倉庫のような店舗兼住宅。
それは、２０２３年３月にオープンした美容室「ilo.（イロドット）カミノケとマツゲ」を営む、美容師ハルさんとまつげエクステを行うリナさんが、独立にあたって建てたいと願った理想の住まいだ。

その願い通り、外観は住宅と店舗が隣接しているとは思えない、倉庫のようなインダストリアル感たっぷりデザインになっている。大きなドアを開くと広がるのは、ふたりの「好き」を詰め込んだ特別な空間。

アトリエのような店内は棚をあえて作らないシンプルなレイアウト。スタイリングチェアの前に設置された窓は、アルミサッシを木枠で隠すなど、さり気ないがプラスされている。マットな印象を与える内壁には、陽の陰りによって印象が変わる「Porter’s Paints」を採用。「お客様との一期一会」を大切にする心地よいスペースを実現した。
住宅スペースは飽きのこない開放感のある間取りに。さらにキッチンの樹脂モルタルには汚れにくいマイクロオーバーレイを採用するなど、掃除のしやすさも重視している。
リビングに並ぶ２つの大開口窓のうち、上部の窓は空だけが見えるよう設計。フラットなキッチンと洗面台など余白を楽しむインテリアが随所に散りばめられている。

これからはじまるふたりの歴史を、経年劣化とともに楽しめる住まい。
肩肘を張らずに自然体で過ごせる空間を、店でも家でも楽しむ。豊かさいっぱいのふたりの暮らしは、今はじまったばかりだ。

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