目まぐるしい変化への対応が問われている昨今。住宅事情もまた、大きな変化を遂げている真っ最中です。
これからの変化を感じながら、賢く家づくりを行うために、情報を制して理想の住まいを完成させましょう!
家づくりのウラワザはコレだ!
建築現場へ足を運ぼう!
家づくりを進める際、ハウスビルダー・工務店さんの顔は見えますが、意外とわからないのが、現場で働く人たちの顔。大工さんや業者さんを見極めるために、建築途中の現場へ足を運ぶのをオススメします。現場が散らかっていたりするのは、マイナス評価。職人さんたちの対応もチェックしておきましょう。家づくりを体験した、施主さんたちの生の声を聞くのもオススメです。
土地選びは慎重に
先に土地を買ってしまうと、土地に合わせた家づくりになってしまい、思わぬ妥協やコスト増につながってしまうことも。ライフプラン、資金計画、そしてアナタや家族の譲れないこだわりまで、施工業社の人たちとしっかり綿密に打ち合わせを行って、理想の家づくりに一歩ずつ、着実に進んでいきましょう!家づくりも楽しんで行うことが一番です!
なんといっても、資金計画!
何はともあれ、マネープランは大切です。「どんな家を建てたいか」をイメージするにも、先立つものがあってこそ。家づくりの理想ばかり膨らんでいくと、予算面で妥協を余儀なくされてしまい、どんどんと夢が崩れていくのだとか。先に資金計画をしっかり立てておくと、地に足の着いたまま理想の家づくりが描けるというものです。とは言え、家づくりは投資に似たようなものでもあります。人生が精神的にも、経済的にも豊かになる可能性を持っているものなので、家づくりに躊躇する必要はありませんよ!
最新ワードもチェック!
パッシブハウス
ドイツ発の世界基準で建てられた、地球にも人体にもやさしい、省エネルギー性能が高い住宅のことです。 ドイツのパッシブハウス研究所によて設定されたこの住宅性能基準は、世界的に見ても厳しい基準と言われています。日本の一般的な新築住宅が目指す基準よりも2~3倍ほど高い断熱性能が求められており、これから先の日本の家づくり事情にも、大きく影響していくかもしれません。
リバースモーゲージ
住宅を担保にした金融機関から借り入れができる、シニア向けの融資制度のこと。物件の評価額に対し年金形式で月々の資金を借りることができ、債務者が死亡した際に自宅を売却して一括返済するというシステムです。 住居を手放すことなく収入を確保することができます。100年住める「長期優良住宅」を採用し、メンテナンスにも注力しておけば、老後の選択肢も増えるということです。
お得な補助制度を知っておこう!
2019年の消費税アップによる住宅購入者への負担を軽減するために、現金を給付するという制度です。2021年1月末に期限延長が決まり、対象者の入居期限が2022年12月31日となりました。ただし、2021年9月30日までに契約することが必要です。
住宅を購入・リフォームするために住宅ローンを借りた人で、その住宅が一定条件を満たしている場合、支払った所得税や住民税の一部が戻ってくる制度です。控除期間が13年間。こちらも2022年末まで延長してますが、2021年9月末までの契約締結が条件です。
省エネ性能を持つ住宅を建てたりリフォームしたりする場合、条件に応じてポイントを発行。商品との交換や追加工事に充てることができます。2021年10月31日に工事請負契約したものが対象。「住まい給付金」ほか一部の補助制度以外との併用はでないのでご注意を。
情報提供・監修:住まい価値設計株式会社 チーフフィナンシャルプランナー山内成晃
山内成晃さん
長崎で活躍する、住宅専門のファイナンシャルプランナー。年間で50件以上のファイナンシャルプランに携わっており、セミナーなども数多く手がけている。住宅についての相談も随時受付中。
TEL:0957-47-5566