家ができるまでのスケジュールを把握しよう!

家ができるまでの

スケジュールを把握しよう

家が完成するまでには、多くの段階をクリアしていく必要があります。
工事の期間は、通常は3~6ヵ月程度。完成予定の時期が決まったら、それから逆算して具体的な計画を立てていきましょう!
ライフスタイルや条件、家づくりの内容によって変わっていくので、
あくまで目安として、それぞれのペースに落とし込んでいってください。

コンセプトの設計・情報収集

家族でまず、どんな家にしたいか要望を話し合い、情報を集めます。情報は雑誌やインターネット、口コミなど幅広く収集。着工の1年半くらい前から、早めに準備しておくことが大切です。

POINT家族の話し合いで、譲れない条件について優先順位をつけていきましょう。

返済計画の作成

いくらまでの借入なら余裕を持った返済と生活が送れるのか、しっかり把握しておきます。住宅ローンの事前審査も行っておきましょう。

POINT ここは、できればプロにおまかせしましょう。客観的な判断と基礎的な知識が必要となってきます。

土地探し・敷地調査

現地に足を運び、周辺環境や騒音、近隣の視線などを確認しましょう。近隣との境界線の確認をしておくと、後のトラブルも回避できます。人気の土地は早めの予約で検討を。

POINT土地は「探す」ものではなく「選ぶ」もの。100%満足のいくものはないと心得ておきましょう。

住宅会社の検討

見積もりは、なるべく同条件で依頼しましょう。アフターサービスや保証期間のチェックもしっかりと。

POINT ここは、できればプロにおまかせしましょう。客観的な判断と基礎的な知識が必要となってきます。

住宅会社の決定

住宅会社と請負契約を交わし、手付金の支払いを。ここから本格的な打ち合わせがスタートします。

POINTわからないことや納得できない部分は、積極的に話し合いましょう!面倒くさがらないことが大切です。

詳細打ち合わせ

電気配線・インテリア・外構の打ち合わせを。住宅ローンの本審査もこのタイミングで。建て替えの場合は、仮住まい先への引っ越しの準備も。

POINTコンセントの位置や収納・水まわりなどをチェックしておきましょう。経験者と一緒に進められると◎です。

最終仕様確認

発注前の最後の打ち合わせなので、悔いがないように。工程の確認もしておきましょう。つなぎ融資の申し込みもこのときに。司法書士と登記必要書類を準備します。

POINTよくわからないことは、わからないままにせず、必ず質問を。ココも面倒くさがらないことが大切です。

現場着工

建て替えの際は解体工事があります。地鎮祭を行い、近所へのあいさつ回りなど。地盤調査で補強が必要な場合もあります。

POINT意外と大切なのは、現場に足を運ぶこと。大工さんたちへの差し入れなどをやっておけば、喜ばれてうれしいサービスにつながることも……。

竣工検査

工事の仕上がりを検査マンがチェックします。希望の機器類や内装などが、きちんと仕上がっているか要確認です。この時期に住宅ローンの契約も行います。

POINT最終確認なので、納得いくまで確認を。不都合があれば、引き渡しまでに直してもらいましょう。

引っ越し・入居

おめでとうございます!念願のわが家の誕生です!引っ越し業者の手配など、準備を。ご近所あいさつも忘れずに。

POINT入居後に不具合が出る場合もあるので、その後すぐに対応してもらえるよう、住宅会社との良好な関係づくりも大切です。

 

知っておくべき
住宅用語ミニ辞典

家づくりは日々進歩しています。最新の情報を見逃していると、恩恵に預かれないことや、不利な状況になることも……。
ここでは、今さら聞けないワードからトレンド用語まで解説していきます!

気密と断熱 [キネツトダンネツ]

外からの熱を伝わりにくくすることを「高断熱」、外からの空気を通すスキマをなくすことを「高気密」と呼ばれています。どちらも外気との関係性を断つことで空調効率が良く、快適な室内温度を保つことができます。また、気密性が高いと空気の入口・出口が限定されるので、窓を開けた際の換気の性能も高くなります。

長期優良住宅 [チョウキユウリョウジュウタク]

よく聞くワードですが、その名の通り、「長期にわたって安心、快適に住み続けることができる家」のこと。また、その認定制度のことです。省エネや耐震性、維持管理や保全などの条件を満たしていれば申請できます。新築だけでなく、増改築を行う場合にも認定を取得することができるようになっています。税制面や控除などのメリットも多いので、積極的に取り組んで行きましょう。

外皮性能 [ガイヒセイノウ]

建物の断熱性能のこと。ZEHを進める中で「強化外皮基準」をクリアすること、つまり高断熱化も重要です。性能が低いと室内の温度差で生まれるヒートショックはもちろん、結露から生まれるカビがダニを発生させ、ハウスダストの要因になることも。地域によって基準値は異なりますが、基準よりワンランク上の外皮性能を備えることが重要なポイントです。

HEMS [ヘムス]

「Home Energy Management System」の略です。 つまり、家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムです。 家電や電気設備とつないでネットワークすることで、電気使用量を「見える化」したり、一元管理で節約することができます。また、自動制御や遠隔操作を行ったりすることも可能です。

ZEH [ゼッチ]

「Net Zero Energy House」の略。高い断熱性能をベースに、省エネ性能の高い機器を使い、太陽光発電などによる「創エネ」を組み合わせることで、住まいのエネルギー消費量を抑えることを目指した住宅のことです。「使うエネルギー」より「創るエネルギー」が上回るように、国が推進しています。もちろん、光熱費は抑えられるし補助金の対象にもなるので、お得なことは間違いありません。工務店さんと相談して、時代にあったゼッチの家づくりを目指しましょう!

パッシブハウス

世界基準で建てられた、省エネルギー性能が高い住宅のことです。 ドイツのパッシブハウス研究所によって設定されたこの基準は日本より2~3倍ほど高い断熱性能が求められていて、これから先の日本の家づくり事情にも、影響するかもしれません。

リバースモーゲージ

住宅を担保にした金融機関から借り入れができる、シニア向けの融資制度のこと。物件の評価額に対して年金形式で資金が借りることができ、債務者が死亡した際に自宅を売却して一括返済するシステムで、住居を手放さずに収入を確保できます。

外構[ガイコウ]

家の外まわりの塀や門扉、アプローチ、庭など、建物の外にあるもの全体のこと。

小屋裏[コヤウラ]

最上階の天井と屋根の間にできる空間のこと。居室としては使えないが、はしご階段を設けて収納スペースに活用したり、書斎や趣味の部屋としても利用するケースも。

パントリー

キッチン近くに設けられるスペースで、食品のストックやふだんあまり使わない食器や料理器具などを収納します。ユーティリティを兼ねるケースも多いです。

つなぎ融資

工事の着工金や中間金などを自己資金でまかなえない場合、金融機関から前もってお金を借り、竣工後に住宅ローンで精算する場合があります。これをつなぎ融資といい、手数料や金利分の支払いが発生します。

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