〈2020年〉山内住建 I邸

中庭を楽しむ成熟した風格の家

■新築
■家族構成:3人(子ども1人)
■敷地面積:224.21㎡(67.82坪)
■延床面積:152.64㎡(46.17坪)
・1F/86.59㎡(26.19坪)
・2F/66.05㎡(19.98坪)
■施工期間:約5ヶ月


たまたま見学に訪れた「ソラマドの家」に魅せられ、新築することにしたというIさん。それまで住んでいた家は窓は多かったものの、外からの目線が気になりカーテンを開けられないのがストレスだったのだとか。〈山内住建〉から提案された中庭のある住まいは「プライバシーを守りながらも開放感はたっぷり。リビングが南側でないのに本当に明るい空間になったのは、うれしくも意外でした」とIさん。オークを使った床やマホガニーの天井など、無垢材ならではの質感にもこだわった空間は、ぐっと落ち着いた大人の装い。ほぼ歩くことなく、さっとモノに手が届くコの字型キッチンもお気に入りだと言う。好きなワインを片手に、夫婦で語らう上質なひととき。普段の生活が最も楽になるようにと工夫された、使い心地の良さを実感しているという。シューズクロークとウォークインクローゼットを連結する動線にもこだわりが。収納は思い切って一カ所にまとめ、持ち物を見直したことで、無駄な買い置きなども減ったという。「納得いくまでつきあってもらえたし、工場ではなく大工さんが建ててくれるという安心感は大きかったですね」と話すIさん夫婦。ふたりのもうひとつのお気に入りは、エアコン1台で全館空調を行う「マッハシステム」。部屋ごとに気温差がないため「外の季節を忘れてしまいますね」と快適な暮らしを満喫しているという。

1.美術館を思わせる、落ち着いた風情の玄関ホール。夫婦共通の趣味である旅で手に入れたという、雑貨や好きな絵がセンスよく飾られている 2.天空に浮かんだようなギャラリースペースも木のあたたかさいっぱい。無垢材をふんだんに使った豊かな木の表情とアイアンの組み合わせが印象深い 3.片流れのスタイリッシュなフォルムはモダンなイメージで

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