〈2020年〉Design Works 池下建設 T邸

温かな雰囲気を残し、オシャレで機能的に

■リノベーション
■家族構成:5人(子ども3人)
■敷地面積:325.00㎡(98.31坪)
■延床面積:71.88㎡(21.74坪)
・1F 71.88㎡(21.74坪)
■施工期間:約4ヶ月

家族みんなでオシャレが大好き。玄関ドアを開けると、そこには、土間の先に服やバッグなどが美しく並ぶクローゼットルームが。伯母さんが住んでいたという家をリノベーションしたT邸は、家族の趣味である服のコレクションを、楽しくしまうための空間を設けた住まいだ。服のための部屋は、台所だったという部屋の奥の壁を抜き、通り抜けられるウォークスルー仕様にしたことで、出かける前や帰宅後の動線をスッキリさせる効果が。帰宅したらまず、着ていた服はクローゼットやその先の洗濯機へ。そのまま浴室に直行することもできる。そこから改めてLDKへ誘う動線は、リビングに余計なモノを入り込ませない工夫がうれしい。木をふんだんに使った空間は居心地の良さ満点。リビングの開放感を出すために抜いた、天井から出てきた古い梁はそのまま見せることで、落ち着いた雰囲気を演出する効果も。リノベーション中に新しい家族が増えたことも、家族のうれしい思い出に。急きょ子ども部屋を3つに分ける変更を加えつつ、家の持ち味であるレトロな雰囲気を残しながら、機能的かつデザインセンスの良さをしみじみと実感することができる建物に仕上がった。「私たちの好みを最もわかってもらえたのが〈池下建設〉さんでした。ウォークスルークローゼットの提案をしてくれたことは、大きな衝撃でした」と、仕上がりにも大満足のようだ。

コンパクトながらも、将来は個々の空間に仕切ることができる、明るい雰囲気の子ども部屋

 

・森に面したトイレの窓には、横長窓からの借景が楽しめるようにと、あえてカーテンを付けない選択
・玄関から直結するウォークスルークローゼット。アイアンのパイプを使用するなど、細かなディテールにもこだわり

・米軍ハウスをイメージした外観。経年によって味わい深く変化した後のヴィンテージ感も魅力
・木やタイルにコンクリートを組み合わせて造作したナチュラル感あふれる洗面
・キッチンカウンターには、お気に入りの六角タイルを張って。色違いのタイルをライン状に使用することで、デザインされた壁

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