〈2020年〉徳永建設 H邸

シンプルでコンパクトな木と土と猫の家

■新築
■家族構成:2人(+猫3匹)
■敷地面積:119.65㎡(36.19坪)
■延床面積:134.81㎡(40.77坪)
・1F/66.99㎡(20.26坪)
・2F/67.82㎡ (20.51坪)
■施工期間:約6ヶ月

コンセプトは、「木と土と猫の家」。H邸は、できるだけ化学物質を使わない、シンプルコンパクトでローメンテの家がテーマだ。
立地は古き良き長崎の風情を今に伝える、情緒豊かな歴史地区。準防火地域のため、地震や火災に強い耐力面材やペアガラスなどのハイテク素材を使いながらも、熟練の職人技で鎧張りされた杉壁が周囲の景観にすっとなじみ、印象深いイメージも映し出されている。

「家が呼吸している感じ。密閉性が高いのに結露しないんですよ」とHさん。スサを練り込んだ土壁や無垢材の床は調湿効果が高く、夏はカラリと心地よく、寒さ厳しい冬も床暖房だけでエアコン不要。
主な生活空間を2階にあげたことで、プライバシーを確保しつつも、窓からは長崎らしい街並みを一望。陽が射す時間は障子越しのやわらかな光を、普段は開放して景観を楽しむ。
「お月見女子会も楽しかったですよ」と、愛猫たちとともに充実の日々を送っているそうだ。

1.土の塗り壁と木のやわらかな質感が美しいLDK。長崎市内を一望する窓には猫見台も設置されている 2-3.あがりかまちのないフラットな玄関ホール。この空間に合わせて造作した建具も洗練された印象だ

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